☆☆☆昇格したのだ☆☆☆

２００９年１１月８日
ベガルタ仙台がＪ1昇格を果たしました
まさか水戸戦で決まるなんて思わなかったので、全く心の準備ができておらず・・・。
なんだかポカーンとしてしまいました。
だって仙台が勝ってなおかつ甲府、湘南の２チームがそろって引き分け以下、なんて条件、到底揃うわけないと思ってたから・・・。

でもとりあえず、その瞬間を現地で迎えることができて良かった
今年は全然アウェーには行ってなくて、とりあえず「何か」が決まりそうな第５０節の徳島戦だけは早い段階で行くことを決めていたんだけど・・・。

思えばちょうど１ヶ月前。
ふと「水戸戦行きたい、って言うか行かなきゃ！」と思ったのでした。
サポの第六感ってやつ？（笑）
で、バスツアー申し込もうかなー、なんて言ってたら友人から「乗せて行ってくれる」との有り難いお言葉をかけていただきました。ありがたや～

そんなわけで最終的にはいつも一緒に観戦するサポ仲間が全員参加。
２台に分乗して現地に乗り込むことになりました

夜も明けきれぬ午前５時に我が家を出発。
車の中で日の出を見ました。

遠征には必ずお供の木印松尾芭蕉ベガッ太。
先週の大宮に続いて２週連続遠征です。









９時半前には現地に到着しましたが、既にたくさんのベガサポ集結。
皆さんお早いですね・・・。
ケーズデンキスタジアムの杮落とし、と言うことでスタジアム全体がお祭りムード。
殺伐とした感じは全くありません。
なんとなく、今日決まるわけないってみんなどこかで思っているせいか、ベガサポにもピリピリした雰囲気はありませんでした。
色んな意味でゆる～くてほのぼのとした水戸側の雰囲気に取り込まれるように（わたしだけ？）試合が始まりました。

始まってみれば開始２分のユーキゴールに始まって直樹ゴールもあって絶好調。
なんだ？今日すごいじゃん！なんて思っているうちに前半終了。
そして甲府も湘南も1－1のスコアと言う情報が！
またまたぁ～、そんなこと言ってどっちも後半にふつーに逆転するんでしょー？
惑わされないからねぇ～。
なんて思いながら後半開始。
仙台が更に２点をあげたのに対して、湘南と甲府の両方が１点追加されて負けてる???
ちょっとぉー、まじで？このまま行ったらほんとに今日決まっちゃうよ？
いいのぉ～？
もうみんな目の前の試合よりも携帯のリロードに夢中（笑）。

そして長いホイッスル――
勝利に沸いたのはほんの一瞬。
次の瞬間、今までスタジアムで感じたことのない不思議な静寂が訪れました。
わたしの携帯のＪ’ｓ　ＧＯＡＬの速報画面はまだ湘南も甲府も「後半４４分」のまま。
何回も何回もリロードします。
湘南が追いついたものの、引き分けに終わったことが最初にわかりました。
甲府は？どうなってるの？
ロスタイム長すぎじゃない？
なんてイラっとしてると・・・。
バックスタンドの一部から歓声が沸きました。
それを見てベンチも選手もガッツポーズ。
うわ～、ほんとに決まっちゃったんだぁ～。
なんだかあんまり思いがけなくて呆気に取られちゃって、しばらく呆然としちゃいました。
いやぁ、びっくり。
って言うか、心の準備ができてなくて、もっと感動したかったのに気持ちがついて行きれない、と言う感じ。
８年前の１度目の昇格があまりにもギリギリであまりにも劇的だったからかな。
あんな思いはもう二度としたくはないけど（笑）。あれは本当に心臓に悪いし。
今年のチームはサポーターに「ギリギリ」でしんどい思いをさせない、本当に強いチームになったってことなのかもしれない。
今まで独走して昇格していった川崎や広島もこんな感じだったのかもしれない。
当然の成り行きのようにすとん、と。

だけど、ここまで来る過程でこのチームはたくさんの苦しい思い、悔しい思いを乗り越えて、努力し続けて来たってことも知ってる。
毎年毎年監督が替わって、毎年毎年いいところまで行くのに結局昇格はできず、サポーターもしんどかったけど、選手たちはきっとその何倍も何倍も辛かったはず。
でも降格してからの６年間の間に生え抜きの選手たちが見事に育って、本当に強くなって今年開花してくれた。
補強してきた選手ではなく、ずっとずっと見守って来た選手たちが中心になって作ってくれた「強いベガルタ」。
ずっと応援してきたサポーターにとって、これほど嬉しいことはありません。

入団した年にチームが降格してしまった中原くんとキンちゃん。
昇格決定を知って芝の上に座り込むキンちゃんに中原くんが駆け寄って、一緒に座り込んで笑い合ってる映像を見ました。このチームで一緒に育ち、強くなった二人。
ついこの間入団してきたような気がしてたけど、ほんとにたくましく成長してくれました。
毎年シーズンの最後に泣いているキンちゃんの涙を見ているようなきがするけど、今年のうれし涙はさいこーだね

子どもみたいに号泣していた富田くんと、試合後のインタビューにハキハキと答える広大くん。この同期二人も、ほんとについ最近入団してきたばかり な気がするけど、とりわけこの１年、ものすごくたのもしくなりました。去年の入れ替え戦の経験がきっとふたりを今までの何倍も強くしたんだね。

みんなみんな、本当にいい顔をしていました。
８年前の昇格の時はチームに「ありがとう！」って何回も言ったけど、今回は自然と「おめでとう！」って言ってました。
彼らはみんな「サポーターのおかげ」って言うけど、そんなことない。
ほんとにほんとに努力したのは彼ら本人だから。
もっともっと自分たちを誇っていいと思う。

それでも・・・。
試合後、選手たちは揃って同じことを言ってました。
「目標はあくまで優勝ですから」
このブレてない感じ、これが今年の強さの証明かもしれません。

ベガッ太さんもサインしてたよ～。
優勝するぞ～