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ab 24.September 2007.突然日記でも・・・と。続くかな?
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昨日はお出かけの最後に、最近犬を飼いたいと目論んでいる友人とともに、とあるペットショップへ。
わたし自身はアパートでの一人暮らしだし、自分の世話すらままならない身なので、ペットを飼うなんて考えられないことなんだけど・・・。

でもさぁ~、あいつら可愛いのなんのって~。
もう、わたくしメロメロですよ。

とりわけ可愛かったのが、シーズー犬の「ミツ」(その場で勝手に名前つけました由来はナイショ)。
目と目が合った瞬間、フガフガ言いながらシッポをフリフリ
「遊んで!遊んで!」って目をキラキラさせやがってぇ~。
なんだかわたしたち、気が合うみたい・・・。
タオルの下に自らもぐりこんだくせに、出られなくなって「ふんっふんっ」って怒ってるアホみたいなところがまた可愛くて・・・。実際飼ったら躾がすごく大変そうな子だな・・・。でもカワイイ


パピヨンの「トミちゃん」(こちらも勝手に命名)もめちゃくちゃキュートで。
潤んだ瞳でじーっとこっちを見て目を逸らさない・・・。
お願い!そんなに見ないで!好きになっちゃいそうだから・・・。

あの子もこの子もみぃ~んな可愛いんだけど・・・。
ごめんよ、さらばじゃ・・・。と、お別れしてきました。
みんな素敵なパートナーに出会えることを祈ってるよ。


実はわたし、犬を飼ったことがありません。
なぜか我が家では、ペットと言えばうさぎでした。

きっかけは、迷いうさぎを拾ったことでした。
まだ幼稚園児だった頃、毎朝幼稚園まで車で送ってくれる父・カズテツを、弟(わたしと弟は年子なんです)と2人で、庭に出て待っていた時のこと。
庭の松の木の下に、チョコンと座っている灰色の物体を見つけました。
2人して「ハっ!」と息を飲んで、逃げられないように、静かに静かにカズテツを呼びに行ったことを覚えています。
カズテツが慎重に近づき、捕獲しました。この時ほどカズテツを尊敬したことはないかもしれません(笑)。
今思うと、どこかで飼われていたうさぎが逃げ出して来たものだと思うのですが、当時は野うさぎだって信じてました。ま、野うさぎが現れても不思議ではない田舎ではありましたけど。

幸い、その当時は庭のある借家に住んでいたので、飼うことになりました。週末にはさっそくカズテツがうさぎ小屋を作ってくれました。このときもやはり、お父さんスゲー!と思ったものです。土地柄、いくらでも手に入るりんごの木箱を利用して、最後は青いペンキを塗って。

「ぴょん太」と名づけました。
ベタすぎる・・・。ベガッ太並みに。
ま、そこは幼稚園児ですから。

ものすごく賢い子でした。当時からの習慣だった、家族全員での朝のジョギングにも連れて行きました。
いい穴掘り場(うさぎって、とにかく土を見つけると掘りまくるのです・・・)を見つけると、一心不乱に鼻の頭を真っ黒にして掘り続けるんだけど
「ぴょんた~!」って呼ぶと、片耳を「ピョン」と立てて「な~に?」って顔をして、タッタッタタ~って、こちらに走って来るのです。
今思い出してもかわいい・・・。
その後、庭のない家に引っ越すことになり、泣く泣く次の飼い主さんを探し、引き取ってもらうことになりました。
その後、ほどなくして風邪をこじらせて死んでしまったと聞きました。
うさぎって寂しいと死んじゃうって、本当なのかもしれません・・・


その後、カズテツの転勤に伴い、今実家がある町に引っ越したのですが、小学校で飼育委員をしていた弟が、学校で産まれた子うさぎを引き取りたいと言い出し・・・。
その時は県の公舎に住んでいたので、犬などの鳴き声がうるさいペットは飼うことができなかったけど、庭もあるし、うさぎならいいだろう、と言うことで、我が家に歴代2羽目のうさぎがやってくることになりました。
産まれたばかりのまっくろで、ちいさなちいさなうさぎ。
姉が「モモ」と名づけました。
ミヒャエル・エンデの童話、「モモ」が名前の由来です。
わたしたち姉妹はこの童話がとにかく大好きで。って言うか、今でも大好きなんですが(映画もすごく原作に忠実でめちゃくちゃいいです)。
当時たまちゃんが預かっていた、小学生の女の子、ちーぼがとにかくかわいがって、よく世話をしてくれたんですが、親から離すのが早すぎたのか・・・、ある朝起きたら動かなくなっていました。
モモが死んでしまった悲しみもさることながら、かわいがっていたちーぼがどんなに悲しむだろう、と思うといたたまれなくて、みんなで相談して、ちーぼには
「モモは逃げちゃったよ。探したけどみつからなかった・・・」
と、言うことにしたのでした。
後年、大学生になったちーぼにこのときの真実を話したのですが、
「あんなに小さいのに、ひとりぼっちで生きていけるのかな~、って思ってた・・・。みんなでわたしを悲しませないように、考えてくれたんだね・・・」
と、しみじみしておりました。

さて、その後弟が3代目うさぎを連れて突然帰宅しました。たしかこの時はアポなしだったような・・・。
そして帰り道で既に名前を決めてきた、とかで。それが「スカイナー」です。風邪薬かよ!
弟としても、初代ぴょん太の思い出が強烈だったのか、ぴょん太にそっくりな灰色の毛をした子を選んで来ました。ぴょん太と違うのは、首に白いマフラーのような模様があることです。

で、このスカイナーってヤツがまぁ、食い意地ばっかり張って、ほんとアホで。みかけはぴょん太そっくりなのに性格は似ても似つかない。当時、我が家ではセキセイインコも飼っていたのですが、居間に上がりこんで鳥かごの前にこぼれたインコの餌を夢中で食べたり(なぜかその時、鳥かごを抜け出したインコの方も、庭のうさぎ小屋に侵入しており。なんなんだ、こいつら、と思ったものです)。
エサを持って行った時だけ寄ってきやがって、あとは知らんフリ。呼んでもぴょん太みたいに走ってきたりなんかしません。
基本的に庭で飼っているので、居間に上がりこんだ時は叱って外に出すのですが、虎視眈々と進入する機会を常に狙っていました。中学生の時、家庭訪問に来たわたしの担任の先生の横に、突然チョコンと座ったこともありました。先生はその姿がとてもかわいくて忘れられなかったようで、ことあるごとに
「おめのどごのあのうさぎ、元気にしてらがぁ?」(訳・あなたの家のあのうさぎ、元気にしていますか?)
と、聞いてきたものです。
人間のことなんて我関せず、って感じのスカイナーでしたが、たまこが預かっていたケイくんが1歳になり、自由に歩き回るようになると、そうも行かなくなってきました。幼児って、加減を知らないものですから・・・。とにかく庭にいるスカイナーを追いかけまわすケイくん。無邪気にキャッキャと笑いながら・・・。ま、食い意地ばっかり張って太りすぎのスカイナーにはいいダイエットだったんじゃないでしょうか・・・。
ちょっと子憎たらしいスカイナーでしたが、やっぱりアホな子ほどかわいいというか。ヤツは我が家のアイドルでした。タンポポの花が大好きで、花に鼻をつっこみ(←ダジャレではない)、くんかくんかと匂いをかいで、むしゃむしゃ食べて、鼻の頭をまっ黄色に染める姿がバカっぽくて、すごくかわいいのですよ。

でもやはり、いつかは別れの時はやってきます。
わたしが高校3年生で、センター試験を3日後に控えた日のこと。
家に帰るとたまこが
「スカイナーの様子がおかしい」
と。
エサも食べないし、起き上がらない。荒い息をして苦しそうにしている。
思えばこれまでスカイナーは病気らしい病気なんてしたことがなく、わたしたちもこれだけ長く飼って来たのに、動物病院に行ったことすらありませんでした。だから動物病院がどこにあるのか、果たしてうさぎの病気も看てくれるのか、全くわかりませんでした。
猫を飼っている友達の家に泣きながら電話をして、動物病院を教えてもらいました(友だちは不在で、妹さんが調べてくれました)。
その後帰宅した弟とふたりでタクシーで動物病院へ連れて行きました。
幸い、看てもらうことはできましたが。もう年だし、このまま回復しないかもしれない・・・。との診断でした。
注射をしてもらい、帰宅しました。砂糖水をスポイトで少しずつ与え、様子を見なさい、と。
弟が自分の部屋に連れて行きました。
「M(←わたし)は勉強してろよ」
と言って。

その夜、気が気じゃなくて、とても勉強どころではありませんでした。
深夜、廊下に出たら部屋から出てきた弟と鉢合わせました。
弟の顔をを見た瞬間、悟りました。
目が真っ赤でした。
「さっき・・・」
と言ったきり、弟は黙り込みました。
「そっか・・・」
弟の部屋には、目を閉じて安らかな顔をしたスカイナーが横たわっていました。

翌日、授業中も油断すると涙が出てきて、集中しなきゃって思えば思うほど、あの子憎たらしくて、アホで、かわいいスカイナーの顔が目に浮かんで・・・・。
センター試験はボロボロでした・・・(そのせいにするなっつーの!)。

別れのことを思うと辛いけど、ペットってほんとにかけがえのないものを与えてくれる存在だなぁ、って、今までわたしのそばにいてくれた歴代うさぎたちを思い出します。
いつかはまた、わたしもペットを飼う日が来るのかなぁ?
それまでにちゃんと自分の世話くらいできるようになってないとね。(←ダメな大人)
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無題
初コメント!
昨日はペットショップにお付き合い頂き
ありがとう。
私にとっての運命的な出会いは無かったけど、みんな可愛い子たちだったね。
これからも運命の子を探し続けるので、
見つかった時には一緒に遊んで下さいませ~。
じじ 2007/11/05(Mon)23:20:50 編集
きっと会えるさ
じじ様、ようこそ~!
いつもほんとにお世話になっております。
恩恵を受けるばかりで何もお返しすることができず、申し訳なく思っております・・・。7番様への対応もおっかなくていつも躊躇してしまってスミマセン・・・。
きっと運命の子、みつかるよ!
お父さんの洗脳もうまくいくこと、祈っております。
あ、土日きっぷ、ありがとね~!
しましま URL 2007/11/05(Mon)23:38:19 編集
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