おしとやかになんかできませんの

さて、お二方からご祝辞を頂き、新郎ご親戚による祝謡、乾杯と続きます。それからわたしたちの大親友、マイのスピーチ。きっと泣いちゃうんだろうな・・・、と思ってましたが、全くそんなことにはならず。結局当のマイもわたしもガハガハ大口開けて笑ってました。

そしてケーキカットが終わりお色直しへ。ここまでほんとにあっという間で「え～！もうお色直しなの～？」って感じでした。
中座のエスコートはタマコ。サプライズです。故に司会の方の呼びかけに気づかずに談笑しているタマコ。マイに大声で「タマちゃ～ん！」と呼ばれてやっと気づく始末
弟の結婚式の時も同じことをやったのですが、その時、タマコ泣きました。今回は・・・。
新婦も新婦の母も大口開けて笑ってます、ビデオ見ても写真見ても・・・。なんなんでしょう、この母娘・・・。
一応ね、泣けそうなＢＧＭも用意してたんですよ。Spice Girls　のMama
http://jp.youtube.com/watch?v=eS8LzPf4dLs&feature=related
おかしいなぁ、泣けるハズなんだけどな・・・。タマコが笑うのでわたしも愉快になって笑っちゃいました。


さてさて、お色直しの後は・・・。
本日のメインイベント（？）テーブルサービス。
日韓Ｗ杯の公式ＦＩＦＡアンセムをＢＧＭに登場の新郎新婦の姿は・・・。

籠しょってねじり鉢巻ですわ。
これこそ正に出オチってヤツで。扉が開いた瞬間、場内大爆笑。大成功
籠の中身は青森から取り寄せたりんごです。
キャンドルサービスとかやりたくなかった我々は、当初テーブルサービスをどうするか思い悩んでいました。同じ頃、義母から「引出物に青森のりんご入れたらおもしろいんでねの？」と提案がありました。
面白いかも・・・、と思って早速プランナーのＴさんに相談してみたところ、引出物の持込には持ち込み料が発生する、とのこと。
う～ん・・・、そっか、残念と思ったら、今度はＴさんから
「テーブルサービスでゲストの皆さんに配るって言うのはどうですか？それなら持ち込み料もかかりませんよ」とのご提案。
ナイスアイディア！それ頂き！ってわけで懸案のテーブルサービスが思わぬところで解決しました。
その日の打ち合わせは
「どうせなら新郎が籠しょって・・・」
「でも全部は入らないよね、重たいし」
「大丈夫です。スタッフが付いて回って補充します！」
「いいですねぇ～！」
とやたらテンションが上がって３人で盛り上がったものです。もはやいかに笑いを取るか、と言う方向にシフトしています。
りんごはカズテツのお知り合いの方が作ったものを送ってもらいました。
「おめでたい席で出すんだから青森の名に恥じない物を出さないと・・・」
と言って、張り切って厳選して送ってくれたようです。
問題は籠でした。ホームセンターとかで簡単に手に入るかと思いきや、意外となくて年末に何軒もホームセンターを回るふたり・・・。何件目かでようやく店内の隅っこにひっそりと置かれた籠を発見したのでした。
各テーブルを回って新郎の籠からりんごを取ってわたしが配って歩きます。スタッフの方も手持ちの籠を持って新郎について回ります。邪魔にならないようにりんごを補充するのはなかなか大変そう・・・。でもだんだん慣れてきたのでしょうか。最後の方には彼らも絶妙なタイミングで補充できるようになっていました。
みんながやたら笑うので、もちろんわたしもまたもや大口開けて大笑いです。スタッフの人たちもいっしょになって笑ってます。いやぁ、愉快愉快。いいのか、花嫁がこんなんで。

さて、続いてはエンゼルブーケ。プレゼンターはかねてから約束していた通り、むつのＳちゃんとキョウスケ。立派に勤めてくれました。Ｓちゃんからはお手紙も頂きました。
ちなみに二人の登場に使ったＢＧＭはこちら。
http://jp.youtube.com/watch?v=z9opdQcowXs&NR=1
この曲が流れる中、こちらに歩いてくる二人は、少し緊張しているところもほんとにかわいくって、ぎゅうぎゅう抱きしめたい衝動にかられましたが、ドレスなので断念しました
お手紙を渡してくれる時だけ、緊張がほぐれたのか一瞬ニコっとするＳちゃんが本当にかわいかったです。


さてお次はわたしの叔父による民謡です。実はこの叔父さん、プロの民謡歌手の息子なのですよ。どんなに酔っ払っててもすばらしい喉を披露してくれます。
途中絶妙な笑いも入れつつ。最前列のマイたちの席で爆笑が起こってます。みんなおじちゃんのナイスキャラにすっかり心奪われた模様。

そして次はいよいよ、わたしたちの友人、こぶやんの番。わたしたちのためにオリジナルの歌を作ってくれました。わたしたちはまだ完成されたその曲を聴いたことがありません。
作曲のお願いをしてから、２回ほどその内容について打ち合わせをしたのですが、いかんせん毎回愉快な飲み会になってしまうので、ろくなネタを提供できていません。一体どんな曲に仕上がったんでしょう・・・。楽しみです。
・・・感動しました。
ひどいネタしか提供できなかったのにも関わらず、すばらしい曲に仕上がっていました。そして最後はやっぱり大爆笑の起こる内容で・・・。わたしたちにぴったりな最高の曲。式の後、こぶやんのことを直接知らないほかの友人や、会場スタッフの方たちも大絶賛してました。
こぶやん、ありがとう。・・・ＣＤちょうだいね

さてさて、とうとうお約束の新婦からのお手紙の時間です。う～ん、書いた時は少し涙ぐみもしたのに、本番のわたしはなぜかやっぱり笑ってました読み終わったあとに念のため普段は使わないような白いハンカチ用意してたのに～、と思い出してまた笑っちまいました。どうしようもない新婦です。
しかしここでタマコを泣かせることにやっと成功ヨシ！
ＢＧＭは映画パリ、テキサスの大好きなシーンの挿入曲、 Cancion Mixtecaです。
http://jp.youtube.com/watch?v=Dt42lwoHp9U&feature=related

義父のあいさつ、新郎あいさつ終わり新郎新婦の退場です。
わたしたちが退場したあとに、エンディングＶＴＲが流されます。
わたしたちの渾身の作品。
オープニングＶＴＲもそうだけど、こういうものを業者に頼むとほんとにバカみたいな料金がかかります。そんなに予算がないわたしたちは自分たちで作ることに決めました。とは言え、どんなソフトでどんな風に作れるのか皆目見当もつかず・・・。最初はそれを調べることから始まり、古い写真を取り込むにはどうしたらいいか試行錯誤し、けっこう苦心しました。
でも、やっぱり自分たちで作ってよかったな～、と思います。
オープニングは自分たちの紹介の意味も込めて、主に自分たちの写真だけ使いましたが、エンディングは来て下さった方全員に感謝の気持ちを表そうと、できるだけ全員の写真を入れ、字幕でメッセージも一緒に流しました。
みんなの写真を入れるために、引越しの荷物がそのままになっているダンボール箱から古い写真を引っ張り出してきて「この人のはこの写真にしよう。いや、こっちの方がいいかな？」なんて言いながら、その時、その瞬間はその人のことだけを考え、その人との思い出に浸ったりすることができました。
そう言った意味でわたしたちにとってとても重要で、貴重な時間だったように思います。最初は予算がないから、と自分たちで始めたＶＴＲ作成でしたが、本当に自分たちでやって良かった、と思います。素人だから当然ぜんぜんうまいものなんか作れなかったけど、上映が終わって会場から出てきたみなさんの顔見たら、あ～、やって良かった、と思いました。
お見送りするわたしたちに涙目で
「良かったよ～！」
と言ってくださる方がたくさんいました。
「今までたくさん披露宴出たけど、今日が今までで一番良かったよ」
と言ってくださった方もいました。
「さんざん笑わせておいて、最後に泣かせるんだも～ん！」
と言ったクレームも届きました。


わたしたちがみなさんに届けたかった感謝の気持ち、ちゃんと伝わったんだなぁ、と実感したひと時でした。

ここで使ったＢＧＭはカントリーロード。ＶＴＲが長くなってしまったので、２曲使いました。
http://jp.youtube.com/watch?v=rTbu9OUddE4
http://jp.youtube.com/watch?v=BUehViMjRo0

続く