日付が変わっても笑ってたよ

・・・続きます。

さてさて、皆さまをお見送りして新郎新婦控え室に戻ると、パーティーの最中にはとてもじゃないけど食べられなかった料理が、テーブルの上にずらぁっと並んでます。
実はパーティーが終わる直前のこと、「あの・・・、食べられなかった料理、控え室に運んでもらうことってできますか・・・？」と、介添えの方にお願いしてみた食いしん坊な二人。スタッフの方が快くわたしたちの希望に応えてくれてました。

さっそく食べたいのはやまやまですが、とにかく今は早くドレスを脱ぎた～い!!っていうか、このブライダルインナーってやつ？人間の着るものじゃないよ・・・。絶対内臓ちっちゃくなったと思う・・・。
まぁ、少しでも肉を目立たなくするためには必要不可欠なんですけど・・・。２ヶ月前から頑張ったつもりのダイエットも、年末年始のリバウンドで意味なくなっちゃたし・・・。

着替え終わったわたしたち、料理を食べる前にやっておきたいことがありました。
新郎のタキシードに「ワザと」忘れ物をします。衣装屋さんのＫさんに見つけてもらえますように･･･。
最後に二人でＫさんにお会いした時、当日の注意点として固く言われていたことがあります。

「新郎様のタキシードに忘れ物される方がとても多いんです。ハンカチとかご両親へのお手紙とかライターとか・・・。着替えられたら必ず最後にチェックして下さいね」

レンタルから戻って来たタキシードの忘れ物チェックは、その新郎新婦の担当者が行うとのこと。つまり、わたしたちの衣装のチェックはＫさんがするわけです。
そこでわたしたちは考えました。ワザとＫさんへのお手紙をタキシードの内ポケットに「忘れよう」と。
事情を話すと介添えの方もヘアメイクさんも
「いいですねぇ。じゃあ、ここに入れておきますね」
と、共犯者のようにいたずらっぽく笑ってくれました。

さて、大急ぎで料理を食べた後、青森へ帰る両親を見送り、義父母のもとへ・・・。燃え尽きたようにソファに座るお義父さんと、豪快に笑っているお義母さん・・・。
披露宴の間中、緊張のためかずっと強張った表情だったお義母さん。披露宴が終わり、みんなに「いい式だったねぇ～」と言われ、ずいぶんほっとしたみたいで、まるで別人のような笑顔。そんなお義母さんの顔を見たら、こちらもなんだか力が抜けて、本当にほっとしました。良かった･･･。

さて、慌しく荷物をタクシーに乗せ、一旦自宅に戻ります。今日半日お世話になった担当プランナーのＴさんを始め、介添えの方、ヘアメイクさん、スタッフの皆さん、並んでお見送りしてくれます。お世話になりました～!!

自宅で少しだけ休んだ後、地下鉄に乗って二次会へ向かいます。
友人たちが忙しい仕事の合間をぬって、頑張って用意してくれた二次会です。準備期間としてはたぶん２ヶ月はなかったんじゃないかと思います。その間、わたしたち二人がしたことなんか招待者のリストを作ることぐらい。何もかも幹事の友人たちが手配してくれました。

二次会の会場はわたしたちが１０年来通っているお店。むつママの学生時代のバイト仲間がいるので、ちょくちょく行くようになったお店です。わたしたちが通い始めた当時はまだバイトだったＨ君も、今やこの店の店長です。そして一児の父です。そしてわたしと生年月日が全く同じです。関係ないか・・・。

さて、お店に入るとまずシャンパンタワーが用意されています。スゲー。こんなの歌舞伎町のホストクラブのドキュメンタリー番組とかでしか見たことないよ・・・。貴重な体験させていただきました・・・。
続いて新郎新婦に乾杯用のドリンクが・・・。
なんとわたしにはサザンカムフォートスパークル。ネルシャツ氏にはスプリッツァーです。　　　　

この店で飲むとき、わたしたちがそれぞれ必ず注文するもの。
なんてすばらしい、洒落た心遣い！覚えててくれたの??しかも花火付き。
何年か前にお誕生日に来た時も花火つけてくれたっけ・・・。
通い始めた時とは内装も変わったけど、こんな優しい心遣いはずっと変わらないお店です。

乾杯の後すぐ、ベガサポ仲間たちからとても素敵なものを頂きました。
なんと式、披露宴の写真をプリントして、素敵なフォトフレームに入れた物!!
披露宴終了から二次会開始までたったの２時間半。その間にプリントして、フレームに入れて・・・。
うれしくって「ひゃぁ～！」って叫んじゃいました。コースケファミリーのＫくんからの愉快なメッセージカードも、しっかりお兄さんから受け取りました。ほんと愉快すぎて・・・、しかも２番様が大変なことに・・・。Ｋくん、ありがとね～。

さて、Ａくんの軽快な司会のもと（ほんとにプロ並みでしたよ）、ゲームが始まります。わたしたちが到着する前に、出席者の皆さんには一人ずつチェキで写真を撮り、それに携帯の番号を書いてもらっている、とのこと。それをネルシャツ氏がクジのように引いて、わたしがその人に電話をし・・・。電話がかかって来た人には素敵な景品が!!と言う企画です。
なんと景品は２５個以上あります。今日来てくれた方のうち、半分くらいには何かしら景品が当たる計算です。
しかもしかも１等は自転車だよ～???一体どうやったの～？これだけの準備、どれだけ大変だったことでしょう。幹事を引き受けてくれた（と言うより、名乗りを上げてくれた）友人たちにはほんと、足を向けて寝られません。あなたたちには永久に毎月の肉の日に我が家を訪問する権利を与えます！（←なんか偉そう・・・）たぶん肉の日以外にも来るんだろうけど（笑）。

１等の自転車は「声の大きな」Ｔさんのものに！「商品、自転車だって」と言ったときも、元気に「えええええ～～～～！」と絶叫してくれました。期待を裏切らないＴさん、おめでとうございます


わたしたちの席から見える店内の風景です。
それぞれ短い時間ではあったけど、すべてのテーブルを回って、みなさんとお話することもできました。

最後はなんとサプライズで!!!それぞれの母親からの手紙の朗読。幹事のマイが母親たちに電話して依頼してくれてたのだとか・・・。タマコ、ぜんぜんそんな素振りなかったよ～！ノリノリでマイの話に乗るタマコが目に見えるようです。何しろこの人たち、ペンパル（古っ！）ですから。

お義母さんからの手紙はネルシャツ氏に対する苦言に満ちた（笑）内容で。場内大爆笑でした。笑い取りすぎな親子です。
タマコからの手紙は友人Ｉが代読してくれました。タマコの手紙の内容よりも、読みながら時折涙に声を詰まらせる友人Ｉに、もらい泣きしそうになりましたあとで話を聞いたら、本番読みながら泣かないように、事前に練習したけど、練習も本番もやっぱり泣いちゃったんだとか・・・。そんなＩの優しさがとっても嬉しいひとときでした。

そんなこんなで二次会もあっという間に終わり、三次会へ。ここまで来るとますます同窓会風味が強まってきます。ネルシャツ氏の高校時代のお友達と、わたしたちの大学時代の友人たち。仕事が終わってから駆けつけてくれた友人たちもいます。ここでやっとみんなとゆっくり話せた気がします。
たぶんここで日付が変わったんだっけかな（うろ覚え・・・）。ってわけで４次会突入で～す。わっはっは。
ネルシャツ氏がダウンしてますが、お構いなしです。ああ、愉快愉快。おそらくネルシャツ氏はこの店での記憶がないことでしょう。
午前３時。帰宅。うちに泊まることになっていた友人たちの布団を用意し終わったら、もう即効ダウン・・、でした。花を生ける余裕もなく、爆睡です・・・。

翌朝、青森へ帰るＩを見送って二人だけになったら
「あ～、ほんとに終わっちゃったんだなぁ」
と、なんだか寂しい気持ちになっちゃいました。
わたしたちの為に、あれだけの人たちが集まってくれて、たくさん笑ってくれて、少し泣いてもくれて、あんな幸せな１日、今まであっただろうか・・・。みなさんに感謝の気持ちを表したくて催したこのパーティーでしたが、終わってみて残ったのは、みさなんへの更なる感謝の気持ちでした。これからはお一人お一人との関わりの中で、この感謝の気持ちをどうにかして伝え続けたいなぁ、と思っています。みなさま、ほんとうにありがとうございました!!!

さて、終わってみれば長かったような式の準備期間、実はわたしたちの場合、たったの３ヶ月でした。この間、いろんなことがありつつ当日を迎えたわけですが、準備している間はブログに書かなかった色々なことを、次回綴ってみようとおもいます。